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Earth, Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイアー) - ビーニャ音楽祭ライブ.2008 - その2 - 

……ええ。

前回、ちょこっとカテゴリーについて書いたら、
なんか気になってしまって、
アーティスト個別名の表示から、ジャンル別表示へ、
ソッコーで替えてやりました(笑)。
これで、ちょっと見やすくなりましたね。――納得(笑)。

それはともかく、
Earth, Wind & Fireアース・ウィンド & ファイアー)、
ビーニャ音楽祭」編、その2です。

前回の記事が、
あまりにも長くなりそうだったので、やむを得ず(?)、
動画の掲載を今回の記事に持ち越したわけですが、
そのせいで、ただでさえ少ない当ブログのリピーターが、
さらに減ってしまったんじゃないかとひそかに心配している、
実は小心者の音楽ブログ管理人です(笑)。

まぁ、そんなわけですので、
今日は、ケレンミなくとっとと行くことにしますぜ(笑)。

……Maurice Whiteモーリス・ホワイト)不在のE,W&F
その目でとくとお確かめ下さい……。

  ――E,W&F、「ビーニャ音楽祭ライブ」の模様を収録した動画。

12本一挙掲載です。

まずはこちらから。

司会の2人の、いかにもラテン系っぽい、
テンションの高い美男美女ぶりもなかなかのもんですが、
――そんなこたどうでもいい(笑)、
という方は、
再生後、1分50秒あたりから観ることをオススメします。

但し、はじめに断っておきますが、
12本(実質11本)あるライブパフォーマンスの中で、
この、最初の動画、
――これが一番ひどい。

……E,W&Fファンの方は、
その点を覚悟の上、ご覧になることをオススメします……。

では。↓

Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 1
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート1

            ↓(YouTube動画、無料視聴)

(※注、PVやライヴ映像等、音楽関連の動画は、各動画サイトの事情により、
 予告なく削除されている場合があります。ご了承下さい。)
                            (※ 他の動画を観る。→ アーティスト別一覧


……………。

うぅ……。

……なんというのか。

――E,W&Fを愛する者からすると、
のっけから、
なんともお粗末としか言い様のない、
目と耳を覆いたくなるような惨状を、
あられもなく露呈しておりますな……。

……まずは、長いイントロのあと、
E,W&Fのオリジナルメンバー(古参、という意味で)の、

  Verdine White/ヴァーディン・ホワイト(b.)
  Ralph Johnson/ラルフ・ジョンソン(vo.ds.per.)
  Philip Bailey/フィリップ・ベイリー(vo.ka.co.ds.per.)

が登場。

そこから、フィリップ・ベイリーによる、
E,W&Fを象徴する楽器ともいえる、

  Kalimbaカリンバ

をフューチャーしたオープニングアクトへと続いてゆくわけですが、
ノリノリなのはベースのヴァーディンのみ。

あとの2人はリラックスし過ぎているのか、
どうも、だらだらと脱力しきった感じで、
フィリップ・ベイリーのボーカルにも、
声に力が感じられません。

そして最悪なのが、
続く、Boogie Wonderlandブギー・ワンダーランド)。

ファンとしては、非常に申し上げにくいことで、
正直、あまり言いたくはないんですが、
率直に言って、ぐだぐだ、と言わざるを得ません。

……フィリップ・ベイリーが、
颯爽と観衆の前に進み出たのはいいんですが、
イヤフォンの調子が悪くて演奏が聞こえてないのか、
それとも、もともとモーリスのパートなので歌い慣れていないのか、
あるいは、その両方かもしれませんが、
リズムがまったく合ってません。
――はっきり言って、酔っ払いのカラオケレベル。

そしてそのフィリップ・ベイリーの、
一番の見せ場ともいえる肝心のファルセットも、
正直、惨憺たる有様で、
かろうじて高音のキーをホールドしているものの、
ブレスがまったく続かない様子で、
まるで、年老いた、喘息持ちの犬のようです。

一時は、

  世界で最も美しいファルセット

と称賛された美声も、
これを見る限り、その面影すら感じられません。
これでは、世界のファルセット・ランキング(そんなものがあれば、ですが)で、
50番にノミネートされるかどうかも、あやしいものです。

……そんな光景の中、
モーリスの弟でもある、バーディン・ホワイトのみが、
――落武者のような姿で――、
最後までライブを盛り上げようと、
ノリノリで頑張っているのも、
なんだか哀れみを誘い、泣かせます。(T-T)

――おっと。

12本もあるんだった。

あまり長々と話してもいられませんね。
次へ行きましょう。


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 2
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート2
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――Sing a Songシング・ア・ソング)に、
Shining Starシャイニング・スター)ですね。

フィリップ・ベイリーもやっと調子が出てきたようで、
最初の動画に比べれば、
幾分、安心して聴いていられますね。(〃´o`)=3 ホッ


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 3
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート3
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――Sun Goddessサン・ゴッドネス - 邦題:太陽の女神)。↑


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 4
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート4
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――Serpentine Fireサーペンタイン・ファイアー - 邦題:太陽の戦士)。↑

Philip Bailey(フィリップ・ベイリー)、
ファルセットがつらいですね。
ホーンセクションのまとまりの無さも目立ちます……。


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 5
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート5
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――Kalimba Storyカリンバ・ストーリー)。↑

フィリップ・ベイリーが、両手で持っている小さな楽器がカリンバですね。
よく見ると、ピックアップが付いていて、
アンプで音を増幅してることがわかります。

まぁ、近頃では、大きなコンサートホールでの演奏の場合、
他の楽器とのボリュームバランス、といった観点から、
大抵どんな楽器にも、ピックアップが付いていて、
電気的に音を増幅出来るようになっているものですが、
流石に、このエレキ・カリンバ(とでも言うべきもの)は、
なかなか見る機会は無いですね。


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 6
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート6
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――EVILイーヴィル)。↑


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 7
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート7
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



……お決まりのメンバー紹介の後、
あちこちでカバーされている佳品、
――Brazilian Rhymeブラジリアン・ライム - 邦題:ブラジルの余韻)。
そして、David Fosterディヴィッド・フォスター)作の、
ラヴ・バラードの大名曲、

  After The Love Has Goneアフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン

へと続いてゆき、
フィリップ・ベイリーが、
もともとの自分のパート(ファルセット)と、
モーリス・ホワイトのパート(地声の部分)、
を兼任で歌い上げてゆくわけですが、
あの、歌とフェイクの異様に上手い、モーリスのイメージが強すぎるせいか、
あまり良い出来とはいえません。

まぁ、確かにこの歌。
カラオケなどでひとりで歌ってみるとよくわかるんですが、
メインとファルセットの、双方に見せ場があり、
欲張って両方のパートを歌おうとすると、
たいへん中途半端なことになって、
何ともひどい有様になってしまいます。

……フィリップ・ベイリーも、
あまり歌い慣れているとは思えない、
メインパートと両方歌おうなどと欲張らず、
せめてどちらか一方に徹していれば、
もう少しマシなパフォーマンスになっていたのかもしれません。

――モーリス・ホワイトという、
強烈に華のあるカリスマがいなくなって、
フィリップ・ベイリーの他には、
僅かでもスター性を有する者がいない、
という事情はわかりますが……。


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 8
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート8
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――Reasonsリーズンズ)。↑

これぞ、ファルセット・マイスターの腕の見せ所、
とでも言うべき、フィリップ・ベイリーの持ち歌ですね。
――流石に30数年も歌い続けてきただけあって、
やや辛そうではありますが、何とか乗り切っています。

ですが、やはり往年の流麗な歌声には届かず、
あちこちに微妙な綻びが生じていることは否めません。

……それとも、齢57歳にしてこのキーが出せることを、
お見事、と言うべきでしょうか?


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 9
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート9
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――In the Stoneイン・ザ・ストーン - 邦題:石の刻印)。↑
そして、Got to Get You into My Lifeガット・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ)。

……前々回のジェフリー・ジェムズの記事でもちらっと書きましたが、
In the Stone石の刻印)は、僕の大好きな曲でもあります。

しかし、残念なことに、
フィリップ・ベイリー、出だしをトチりましたね(笑)&(T-T)。

  ――出だし、ここだっけ?
     え?違う?――やっべ。
     俺、いまトチった?
     あっれー、イントロ喰っちゃったよ。
     ばれた? ばれたよな?
     えーい、くそ! ここはひとつ――

  「エビバディ!クラップ・ヨー・ハンズ・ライクディス !!

  ――誤魔化せた?
     駄目? やっぱし?
     だいたい俺、この歌あんまし得意じゃないんだよなー。
     出だしはいつもモーリスが歌ってたし……。
     ――おっ! もう、そろそろか――。

  「♪〜 I found that love, provides the key 〜♪

  ――どぉ? 今度はあってるよな?

ってな感じで、居心地悪そうに、
頼りなさげな視線を、バンドメンバーの方にさまよわせています。

――って、こらこら!

頼むから、リハぐらいキチンとやっといてくれよ、ほんとに(笑)。

まぁ、そのせいかどうかはわかりませんが、
バンド演奏にも迫力が欠け、
なんとなく締まりのないパフォーマンスに終始しています。

しかしまぁ流石に、
続く、Got to Get You into My Lifeでは、
皆さん態勢を立て直し、
フィリップ・ベイリーも、
ファルセットではない地声のヴォーカルの良さをうまく活かし、
比較的上手にまとめてきてはいます。


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 10
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート10
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――Fantasyファンタジー - 邦題:宇宙のファンタジー

これも、正直言ってあまり良い出来とはいえませんね。
バンドの演奏も、一体感に欠けてなんか微妙だし、
フィリップ・ベイリーのヴォーカルもイマイチ冴えません。

……演奏のあと、音楽祭らしく何かトロフィーを渡されていますね。


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 11
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート11
            ↓(YouTube動画、無料視聴)



――お馴染み、Septemberセプテンバー)。

しかしこれも、
コーラスを含むヴォーカル・セクション全体の連携の悪さが目立ち、
どれがメインのパートなのかよくわからない、
非常にフォーカスのぼやけた、
曖昧なパフォーマンスに陥っています。

――そして、続いてもお馴染みのダンスナンバー、
Let's Grooveレッツ・グルーヴ)。

ですがこちらも、カリスマ、モーリス・ホワイトの不在がひびき、
オリジナルの持つ、あの迫力やグルーヴ感には、遠く及びません。

弁護するようですが、
このフィリップ・ベイリーという人。
ソロアルバムなどを聴けばわかりますが、
地声のヴォーカルも決して悪くはないんです。
むしろ、どちらかと言えば、魅力的な声の持ち主である、と言えるでしょう。
(もちろん、我が敬愛するモーリスには遠く及びませんが……)

――しかるに、このていたらく。

モーリスの不在を補うべく、
現メンバーのなかで唯一スター性を有するフィリップ・ベイリーが、
なんとか両方のパートをフォローしようとするのはわかりますが、
そうすればするほど、
やはり、E,W&Fの大看板である、
モーリス・ホワイトという偉大な存在の穴を埋めるのは、
フィリップ・ベイリーひとりではいかんともし難い、
という事実が浮き彫りになってくる――、
そんな(致命的な)ジレンマに陥っているように見えます……。


……というわけで、E,W&Fのライブの動画はここまで。
ラスト12本目は、音楽祭中継番組のエンディングの様子なので、
まぁ一応載せておきますが、
興味のある方のみ、ご覧下さればよいかと思います。↓


Earth, Wind & Fire en Vina 2008 - Parte 12
      /アース・ウィンド&ファイアー in ビーニャ音楽祭・2008 - パート12
            ↓(YouTube動画、無料視聴)

                            (※ 他の動画を観る。→ アーティスト別一覧


……………。

……ふぅ。

すべてご覧になった皆さん。
――お疲れさまでした。m(_ _)m

しかし、なんですな。
こうやって、現在のE,W&Fの動画をいろいろと見てくると、
Earth,Wind & Fireというグループの中で、
Maurice Whiteモーリス・ホワイト)という存在がいかに大きかったか、
ということが、非常によくわかりますね。

Maurice Whiteモーリス・ホワイト)というカリスマの持つ、あの存在感。
グループ全体をがっちりと牽引して離さない、比類なき統率力。
そして、他の誰にも真似の出来ない、
極めて特徴的な節まわしを持ったヴォーカル。
あの独特のフェイクに、あの声。あの音。

――こういったものこそが、
Earth,Wind & Fireアース・ウィンド&ファイアー)の本質であり、
E,W&Fというバンドの、
殆ど大半の部分を占めていた、ということに、
あらためて、
今さらのように気付かされます。

そしてまた、逆に、
E,W&Fの2枚看板のように言われることの多かったフィリップ・ベイリーが、
ファルセット以外の分野では、
実はそんなにE,W&F的なサウンドを担っていなかった、
ということも、まざまざと見えてきます。

例えば、モーリス・ホワイトの場合、
ソロアルバムを出そうが、他のバンドのプロデュースをしようが、
どうしようもなくE,W&F臭い、のに対し、
フィリップ・ベイリーの場合、
例えばソロアルバムなどを聴くと、
なかば意図的であるにせよ、
途端にE,W&F臭さは影をひそめ、
ありきたりのブラック・コンテンポラリーになってしまうのを感じます。

……実はワタクシ、
もうだいぶ前のことになりますが、
ビルボード・ライブ大阪になる以前の、大阪ブルーノートにて、
Philip Baileyフィリップ・ベイリー)の単独ライブと、
Al Mckayアル・マッケイ)率いる、
LA AllstarsLAオールスターズ)のライブ、
 (もちろんどちらも、アースのナンバーを演(や)ります……)
両方とも観たんですが、
その時にも今回と同様の、
モーリスがいないがゆえのくすぶった感じ、
――不完全燃焼感や、消化不良感――、
そういったものを感じたことを思いだします。

……フィリップ・ベイリーのファルセット。

……アル・マッケイのカッティング・ギター。

――どちらも確かに、
どうしようもなくE,W&F的であることは間違いないんですが、
それでもなお、
モーリス・ホワイトという、
光り輝く、巨大で圧倒的な恒星の前では、
自ら輝くすべを持たぬ、小さな惑星のようです。

……ちなみに、
前述のフィリップ・ベイリーのソロライブなんですが、
例によって、2回公演の後の分を観たんですが、
ファーストステージで何か気に入らないことでもあったのか、
フィリップ・ベイリーが終始投げやりで無愛想な態度で、
その上、アースのナンバーと、ソロのナンバーだけを歌うかと思いきや、
何故かスティービー・ワンダーのパートタイム・ラヴァーなどを歌ったりし、
(――ソロアルバムでカバーしてたのかもしれませんが、)
おまけにアンコールもなしで帰ってしまったという、
実に掟破りの、不可解なライブだったことを記憶しています(笑)。

……………。

さてさて。

……思った通り、随分長い記事になってしまいました(笑)。

最後まで読んでくれた皆さん、お疲れさま。
――そして、有難うございました。m(_ _)m

……Earth, Wind & Fireアース・ウィンド & ファイアー)については、
またいずれ、書くこともあると思いますが、
その時も、どうぞよろしくお付き合い下さい(笑)。
――ではまた。




※ 長岡秀星のイラストも懐かしい、
  ダブル・プラチナムのセールスを記録した、
  E,W&F、1977年の大ヒットアルバム、All 'N All(太陽神)。
            ↓
 
Earth Wind And Fire/All N All -太陽神 (Rmt)
(※ HMVのサイトで、詳細なCDレビューの確認や、試聴のほか、
   CDの購入・デジタル音源のダウンロード、どちらも可能です。)



※ この上なく元気の出る曲、「In The Stone(石の刻印)」のほか、
  お馴染み「Boogie Wonderland」、
  「After the Love Has Gone」などの収録された、1979年の名盤。
            ↓
 
Earth Wind And Fire/I Am: 黙示録 (Rmt)
(※ HMVのサイトで、収録曲や、詳細なCDレビューの確認のほか、
   試聴、CDの購入などが行なえます。)




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   一期一会の出逢いに感謝を捧げるとともに、
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