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Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスティック・マシーン/FPM)
“クラブ/ハウス”ミュージックシーンというもの……。
正直、そんなに詳しいわけではないんですが、
しかしこの周辺の人たちには、
才能溢れる逸材が実に数多く存在していて、
いわゆる日本の、
クラブ(ハウス)系サウンドクリエイター、
あるいは、
ハウス(クラブ)系DJ、
と呼ばれる人達の動向からは、
目が(耳が?)離せません。
まぁ、音楽に関しては、
ひとつのジャンルをそんなに深追いせず、
「雑食性手当たり次第に何でも耳で拾うスタイル」
(行き当たりばったり、とも言う、笑)
あるいは、
「快楽に身を委ねる、気持ちよかったら何でもええ的耽美主義」
とでもいうべき、実に懐の深い(笑)、
首尾一貫しない堕落したスタイルを一貫して貫いているので(ややこしいな、笑)、
クラブ、ハウス、ラウンジなど、
素人にはなかなかに手強いと思われるディープな部分については、
さして知識があるわけでは無いんですが、
それでも何気にFMなどを聴いていて、
「お!これ、ええやん♪」
などと思って確認してみると、
例えば、野崎良太率いる、Jazztronik(ジャズトロニック)だったり、
大沢伸一率いる、MONDO GROSSO(モンド・グロッソ)、だったり、
あるいは、DJ Kawasaki などといった、
クラブ/ハウス系の人達だったりすることが結構多いので、
そこいら辺の動向には
時折り密かにチェックを入れていたりします(笑)。
私見を言わせてもらうなら、
これらの人達に共通するのは、
おそらくかなりのダンス・チューンを聴いてきたんだろうな、と思わせる、
ダンス・ミュージックに対する豊富な知識と優れた音楽センス。
そして、ダンス・ミュージックの先端に身を置くことによって、
同業他者との交流や競合、
といった環境の中で日々自ずと培われる、
ダンス・ミュージックの新たな可能性を模索する貪欲な意欲と、
それを可能にする確かな音楽的素養と鋭敏な感性。
――こういった所に、
ダンス・ミュージック全体の中での、
彼らのアドバンテージがあるように感じられます。
クラブ(ハウス)・サウンドというと、
どうしても打ち込みやサンプリング系のサウンドが主体で、
ひとつの曲に何通りもの難解なMIXやReMIXヴァージョンが存在していたりして、
なかにはちょっと……、
と抵抗のある人もいるかもしれませんが、
貧相で、ラフな一本調子の生音――
アコースティックという意味ではなく、人間が楽器を演奏している、という意味で、
――を聴かされるぐらいなら、
緻密に計算され、
しっかりと創り込まれた打ち込みのサウンドの方が心地良い、
そう思う人も決して少なくはない筈です。
もっとも僕のように、
YMO をリスペクトするような人間が、
打ち込みを否定する筈もありませんがね……(笑)。
……さて。
というわけで、今日はこの人達で行きましょう。
――まぁとにかく、これを聴いてみて下さいな。
「City Lights/シティ・ライツ」-「Fantastic Plastic Machine/ファンタスティック・プラスティック・マシーン」
↓(PLAYボタンをクリックでフルレングス再生)
(※ 他の曲を聴く。→ アーティスト別一覧 )
![]()
(↑iTunesですぐにダウンロードしたい方はこちら。)
いやぁ、この曲には、完全にやられました(笑)。
チッ-チッ-チッ-チッ、
と緊張感の高いリズムを刻むイントロ。
それに続く、
複雑なメロディで絶妙な転調を繰り返す、
張りのあるSAXの音色――。
一度聴いたら忘れようもないインパクトと、
グルーヴ感溢れるオープニングで、
僕にとっては、まさにツボにハマる、
心を鷲掴みにされるような完璧な出だし――。
……もちろん、
その後に続くヴォーカルのパートも決してダレることなく、
仄かに 村松 健 の Night Flight などにも似た、
懐かしいメロウ系Fusion の香りなども漂わせつつ、
絶妙のテンションとグルーブ感を持続したままブリッジを迎え、
再び、この曲の第2(第1?)のサビとも言える、印象的でグルーヴィなSAXの音色、
そしてエンディングへとなだれ込みます。
――ご存知の方には今更でしょうが、
知らない方のために書いておくと
この、Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスティック・マシーン)というのは、
クラブ/ハウスシーンを拠点に、
サウンド・コンポーザー、アレンジャー、プロデューサー、DJなど、
様々な方面で多彩な活躍をみせる、
京都府出身のアーティスト/サウンド・クリエイター、
田中知之(たなかともゆき)氏の、
1994年結成、1997年デビューのプロジェクト(現在はソロプロジェクト、)名で、
この、あまりにもゴキゲン過ぎる曲、
「City Lights(シティ・ライツ)」は、
そんな彼の2001年のリミックスアルバム、
「CONTACT」

Fantastic Plastic Machine/Contact
(※ HMVのサイトで、収録曲や、詳細なCDレビューの確認のほか、
試聴やCDの購入などが行なえます。)
のオープニングを飾る、
一度聴いたら忘れられない印象的な一曲で、
よく晴れた天気のいい日に、
こんな曲を聴きながらドライブしたら気持ちいいだろうな――、
思わずそんなことを考えてしまうような、
雨の日には罪つくりとさえ言える名曲です。
――さてさて。
といったところで、
続いては、DJとしての田中知之氏(=FPM)が、
様々なアーティストの曲をつないだノンストップ・ミックスCD、
「Sound Concierge #402 Four Kicks Adventure」

Fantastic Plastic Machine/Sound Concierge: #402 Four Kicks Adventure
(※ HMVのサイトで、収録曲や、詳細なCDレビューの確認のほか、
試聴やCDの購入などが行なえます。)
から3曲。
「The Hell Of A Guy」-「Sébastien Léger」
「Luv Insite」-「Gant Garrard」
「Another Day(Max Heaven Mix)」-「Redlite」
原盤通り、メドレーでどうぞ。
「The Hell Of A Guy」-「Luv Insite」-「Another Day」
↓(PLAYボタンをクリックでフルレングス再生)
(※ 他の曲を聴く。→ アーティスト別一覧 )
まずは一曲目。
軽快で、やや狂騒的なカッティングギターの音色も鮮やかな、
Sébastien Léger の The Hell Of A Guy。
ギターのリフが、ややうるさく感じられた方もいるかもしれませんが、
ギターのリフに限らず、
こういう単調なパターンの音を、
執拗に繰り返すサウンドというのは、
実際にフロアで踊りながら聴いていると、
実はボディブローのように、
案外着実に効いてくるものです。
その上に、
さらにアルコールなどが加われば、
その効果はより一層で、
実際に合法、脱法、非合法。
アッパー、ダウナー、ケミカル、ナチュラル。
咳止めにネムリ薬。キノコにサボテン、バナナの皮。
とうもろこしのヒゲに、よくはわかりませんが何かの草とか(笑)、
果ては馬糞、といったものまで(笑)――。
あるいはまた、飲む、打つ、吸う、いや舌下だ、いやいや座薬だ、とか、
インドだ、オランダだ、何をおっしゃるやはり南米でしょう、などと、
普段あまり聞くことのない単語の出現頻度が、
他の場所――例えば美術館とか動物園とかに比べて(笑)――やけに多いことや、
子供が見たら、
「ねぇ。あのお姉ちゃん(お兄ちゃん)どうしたの?」
と訊かれそうな、
恍惚とした陶酔の表情――ある者は苦しそうに、
ある者は薄ら笑いを浮かべて――、
躰をクネクネと揺らし、髪を振り乱し、手足をじたばたさせ、
――冷静に考えれば、狂乱、と形容するのが妥当と思われる――、
ある種、子供の目を覆いたくなるような有様(笑)を思うと、
ドラッグ・カルチャーとダンスミュージック、
さらには、儀式としての祭祀、などというものの関係を、
あらためて考えてみたりなどしてみたくなりますね(笑)。
……まぁあの。
なんというか。
――呪文や、打楽器などによる単調な音階を執拗に繰り返し、
時に薬草を服用したり、
あるいはリラクゼーション効果や、何らかの薬理効果を持つ香を焚き、
燃え盛る炎をじっと見つめて神がこうべに宿るのを待つ――。
そんな、太古の昔より、シャーマン達が呪術的な儀式に使用した、
人間がある種のトランス状態に入るための知恵と手法が、
ダンスフロアを陶酔の渦に巻き込むために、
こういったところで応用されている――。
そういうことかもしれませんね……(笑)。
――さて。
続く2曲目。
こいつがまた、たまりません(笑)。
いわゆる大ネタ。
大御所、Earth, Wind & Fire(アース・ウィンド & ファイアー)の、
1981年の大ヒットアルバム、
「Raise!(邦題:天空の女神)」

Earth Wind And Fire/Raise: 天空の女神 (Rmt)
(※ HMVのサイトで、収録曲や、詳細なCDレビューの確認のほか、
試聴やCDの購入などが行なえます。)
から通好みの一曲、「Evolution Orange」を大胆にサンプリングした、
Gant Garrard の Luv Insite。
エヴォリューション・オレンジという曲の、
グルーヴィでダンサブルな部分を実に上手く抽出した、
僕のようなアース好きとっては、反則すれすれの荒技。
髪の毛が逆立つような鳥肌もんの一曲で、
原曲の良さをあらためて再認識させられる、
じっとしていることの不可能な、
極上の仕上がりと言わねばなりません。
そして3曲目。
こちらもギターの音色が印象的な、爽やかなイメージの一曲。
どことなく壮大なスケールを感じさせる約3分程の小品。
Redlite の Another Day(Max Heaven Mix)。
……まぁちょっと考えてみて下さい。
仮にフロアにいたとして、
この3曲の、怒涛のような大きなうねりのなかで、
あなた、じっとしてられますか?
――わたしゃ、出来ません(笑)。
これをつないだ、
Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスティック・マシーン)の
田中知之氏の手腕には、
ただただ恐れ入るばかりです……(笑)。
――ところで、ワタクシ。
前述の如く、
ここいら辺の業界――クラブ/ハウス系のミュージックシーン――に関しては、
さして詳しいわけではないので、
正直に申し上げて、
Sébastien Léger
Gant Garrard
Redlite
この御三方については、
まったく知りませんでした。m(_ _)m
三者とも、DJ・アーティストとして、
活躍されていらっしゃるようで、
彼らのサウンドは、
フレンチ・シカゴハウス、などと呼ばれることが多いようですね。
……まぁ、なんというのか。
僕みたいに、そもそもシカゴハウス、なるものが、
どういうものかよくわかっていないような、
分類の苦手な人間にとっては、
音楽のジャンルというのは、
日々恐るべき速さで多様化し、
目覚ましく進化を遂げているようで、
まだジャンル分けがシンプルだった昔が、
ほんのちょっぴり懐かしく思えてしまう、
そんな今日この頃ではあります……(笑)。
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【音楽ダウンロード・CD 〜曲探しの旅〜】 管理人より、ひと言。
当ブログでは、重度の音楽好きの視点から、ゴキゲンな音楽の紹介はもちろん、
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皆さんのミュージック・ライフに役立つ情報や裏技などを、随時お届けしていく予定です。
……今日、このブログに来て下さったのも何かのご縁。
一期一会の出逢いに感謝を捧げるとともに、
またの訪問を心よりお待ちしております。m(_ _)m
- [2008/05/01 23:57]
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